Tom’s room

看護師です。旅行のことや体験したことなど綴りたいと思います。

入院6日目

5:00 尿意で目が醒める。トイレへの歩行は昨日と変わらず。かしゃがむと鼻がかみやすいことに気づく。

7:00 体温、脈拍問題なし。看護師から退院時の説明を受ける。

7:50 朝食

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手術してからはっきりと空腹を感じる。無理なく完食し、排便あり。

8:30 医師回診

臍に綿球を当てて透明なフィルムを貼っているが、3日間貼りっぱなしでも浸出液は綿球1つで抑えられているので、退院後は綿球いらなさそうとのこと。綿球は臍が盛り上がってこないようにという意味でも使っているらしいので、まだ使おうと心で思う。透明なフィルムは市販されているらしい。右下腹部に2箇所傷があるが、そちらは押すと痛いぐらい。浸出液もなく、ガーゼも何もしないでよいとのこと。

初回外来は来週となる。

9:00 クラークに傷病金について確認。医師が書く箇所があるのでこれも渡す。初回外来のときには書類が出来ているので、そのときに書類も貰えることになる。

10:00 退院処方貰う、荷物を持ち会計へ。個室だったので差額ベッド代が発生した。合計15万円ほど。帰りの車内での振動が地味に辛い。ドラッグストアで、綿球とフィルム購入。フィルムは同じ値段で幅や長さも一緒のものがあったので、両方買う。もともとイソゲルは持っていたので消毒用として使う。

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自宅だと徒歩で最寄り駅まで坂道で15分ほどかかるため、療養中は難しい。婚約者が都内で駅から3分のところに住んでいるので、療養中はそこで過ごさせてもらう。

日に日に良くなっていくのが実感できており、5月には職場復帰したいところ。しばらくは腹圧かけず、過ごすこととする。

入院5日目

2:30 なかなか眠れず、ようやく寝て朝かなと思ったら2:30だった時のガッカリ感。なんとなく傷が痛いが、足を上げて寝てみると腹壁が伸びず痛みが和らぐことを発見する。

5:15 起床、トイレへ行く。スタスタ歩けたが、ベッドに戻るときに着地失敗。傷が痛い。

6:30 体温、血圧問題なし。

7:30 トイレへの歩行は軽い。不意に出たくしゃみを止められず声を上げる。かなり痛い。しばらく痛みが続く。

8:00 朝食

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食べたあと、腹部に違和感が。トイレで少量の排便あり。便意がわかりにくくなっている。

 

9:30 医師回診

痛みの程度を聞かれたので、朝起きてからは痛みは軽くなったが、くしゃみしたらとても痛かったと伝える。腹圧かける動作はどうしても痛むので、とのこと。明日の午前退院の方向で動くことになる。まだ背筋を伸ばして歩けないので退院して一人で過ごす自信はないが…

シャワーは可能とのことで、午前中のうちに浴びてみることにする。

だいぶ座っていられる時間が長くなり、膝を曲げれば横向きで眠れるようになった。

10:30 シャワー

傷は透明なフィルムで覆われているのでそのままシャワーを浴びて構わないとのこと。傷は痛むがなんとかシャワーできた。屈むのは意外と平気だった。

12:00 昼食

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食欲湧かず半分で終了する。便が少量ずつしか出ていないからか。

15:00 間食

バウムクーヘンと野菜ジュース。どちらもあまり好きではないので面会者に渡す。

19:00 夕食

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食べていたら、退院処方(退院後の薬)について聞かれる。何もなくていいか聞かれたが、ロキソニンは欲しいと伝える。食後に排便あり、今度はスッキリ。ある程度はいきんでも痛く無くなっている。

日に日に回復していることを実感。

 

入院4日目

4:00 尿意で目が醒める。傷と肩は相変わらず痛い。トイレに行くが、昨日よりも歩みは軽い。左足のしびれはだいぶ良くなっていた。部屋に戻り横になるとすぐに寝てしまう。昨日の夕方に硬膜外麻酔のボタンを押してからは一度も押さず。ロキソニンはすごい。

7:00 起きてすぐに咳が出てしまい、傷がズキズキ痛む。水を飲んで咳が出ないようにし、それでも痛いので硬膜外麻酔のボタンを押す。体温、血圧問題なし。腰が痛く、寝てばかりのせいだと思っていたが生理が来ていた。部屋に戻り替えの下着と生理用ナプキンを取りに行きもう一度トイレ。この往復で少し疲れた。便意はないが、生理が来たなら便通があるのではと期待する。

8:30 医師の回診。今日は土曜日なので一人だけ。傷の痛みと、左足のしびれについて聞かれ、どちらもだいぶ良くなっていると伝える。硬膜外麻酔はまだ入れておくか聞かれる。硬膜外麻酔を抜かないとシャワーに入れないそう。明日は日曜日で家族以外の面会も来るので今日の夜か明日の午前中にはシャワーを浴びたいと伝える。いきなり硬膜外麻酔を抜くよりも、まずはいれたまま流量をオフにして、それでも痛みが大丈夫そうなら抜きましょうと提案される。その通りにしてもらい、麻酔の流量をオフにしてもらう。

 朝食は納豆ご飯だったが、便秘のせいか食欲がなく半分程度で終了。食後にロキソニンを飲む。

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9:30 体温、血圧問題なし。硬膜外麻酔は止めているが、ロキソニンを飲んでからは傷はやや痛い程度。

看護師に生理が来たことを伝え、日曜日までにシャワーを浴びたいと話す。硬膜外麻酔が入ったままでも洗髪はできるため、午後に洗髪することになる。

11:30 トイレに行くが歩くスピードは今朝よりも早い。少し座っていると便意があり、少量の排便を確認。排便があったことで少し心は軽くなる。硬膜外麻酔を切ったせいか、少し排便があっただけでも傷が痛くなり、部屋に戻り休む。

12:30 昼食。うどんは好きなので嬉しい。病院食で七味があるとは思わなかった。(刺激物は消化器に良くないので、、)少しだが排便があったことを看護師に伝える。やや傷が痛むが、食後のロキソニンを飲み様子を見る。左足は右足と比べるとほんの少し感覚は鈍いが、気にならない程度になった。これも硬膜外麻酔を切った影響だと思う。

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15:30 中間食はせんべいとオレンジジュース。

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16:00 洗髪台で髪を洗ってもらう。入院当日の朝にシャワーを浴びたきりだったので、すごくサッパリした。院内歩行可(院内なら一人で歩いてOK)だったので、売店で夜用ナプキンを買う。一番下の棚で取りにくいが頑張ってしゃがんで買えた。こういう所は患者目線でないと思いつかない所だ。歩くと少しジクジクするのは変わらず。硬膜外麻酔は切っているが、我慢できないほどではない。

17:00 医師が痛みについて尋ねられたので前述の通り答える。硬膜外麻酔は抜くことになる。少し気持ち悪い感じがするとのことだが、何も感じなかったぐらい一瞬で抜けた。入っていた所は絆創膏貼ってもらう。シャワーに入りたかったが、洗髪してもらったことでその気持ちは薄れてしまう。

18:00 夕食、メンチカツ。完食。

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ロキソニンの効果が薄れたのか、座っている時間が長いと傷が痛む。夕食後のロキソニンを飲み食べ終わったら横になり、しばらく休んでから歯磨きをする。

就寝。

 

 

 

入院3日目

7:00 体温は36.0代に下がっていた。血圧問題なし。背中の硬膜外麻酔が入っているところを看護師に見せるが、寝返りを打つのがとても痛い。尿道カテーテルの違和感はあまり感じなくなっていた。傷が少し痛むので硬膜外麻酔のボタンを押す。

7:50 医師の回診あり、酸素マスクは外れる。傷は問題ないが、後でガーゼ交換に来るとのこと。左足の感覚が鈍くなっていると伝える。麻酔が効きすぎている可能性があり、4ml持続投与を2mlに下げる。

8:00 朝食。術後初めてベッドをギャッヂアップする。頭をあげて数分は問題なく、ご飯は一口食べたが、気持ち悪くなりベッドを倒す。看護師に伝えると、麻酔の影響とギャッヂアップで低血圧を起こしやすいためかもとのこと。しばらく頭を下げて横になっていたら落ち着いた。朝食の写真は撮り忘れた。

9:30 体温、血圧問題なし。点滴は今繋がっているものが終わったら終了するらしい。タオルで体を拭いてもらい、これまで手術着を着ていたが、持参のパジャマに着替えさせてもらう。ズボンを履くときにお腹を曲げたりするのが怖く、痛かったので、前開きのワンピースにした。タオルで体を拭かれている時に、右足はタオルの触感があるが、左足はタオルなのか手なのかわからなかった。尿道カテーテルは抜かれ、看護師と共に実際に歩いてみる。起き上がりと立ち上がりに腹部の痛みがあり、一歩歩くが気持ち悪くなりベッドに座る。横になり血圧測るが問題なし。しばらく横になり、硬膜外麻酔のボタンを押し寝てしまう。

12:30 昼食。ギャッヂアップは大丈夫で、全部食べることができたが、なんとなく気持ち悪くてすぐに横になる。肩が痛いが、手術時に使用したガスの放散痛ではないかと思い消えるのを待つ。昼よりロキソニンの内服開始。

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14:00 尿意を感じ目を覚ます。尿道カテーテルを抜いてから初めての尿意。なんとなくこれまでに感じていた尿意とは違う感じ。ナースコールし、午前中は歩くと気持ち悪くなったと説明。ベッドにまず腰掛けるために起き上がると、脈が速くなっているらしい。尿意はまだ我慢できそうだったので、3分ほど座ってみることにした。座っている間に点滴が終わったので点滴の針を抜く。座っても今度は気持ち悪くなかったので、看護師と共にトイレまで歩く。一歩歩くたびに傷はズキズキする。なんとかトイレまで歩けて、帰りは問題なさそうなら一人で帰ってもいいとのこと。排尿を終え、一人でゆっくり部屋まで戻る。ゆっくり腰掛け、すぐに寝てしまう。

15:00 親の面会。今日は高尾山に行っていたそう。今日一日あったことを話す。高尾山まんじゅうをお土産に買ってくる。看護師に聞いたら市販の飲料水は大丈夫だが、持ち込み食はだめとのこと。まんじゅうは持って帰ってもらう。親は帰ってもらう。麻酔を減らしたお陰で左足の感覚は戻りつつある。また、ロキソニンが効いたのか、硬膜外麻酔のボタンを押す頻度は長くなっている。中間食として小さいカスタードケーキと紅茶が運ばれてくる。おやつがあったとは驚き。

18:30 夕食。カレー美味しかった。入院当日に少量の排便があった以降、便が出ていないのが気になるが、今便意があってもいきめないので色々な意味で怖い。夕食後、ロキソニンを飲む。今日だけ、寝る前にもロキソニンを飲むと説明を受ける。

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21:00 尿意を感じたのでトイレに行く。昼よりも歩きやすくはなっているが、相変わらずズキズキし、前かがみにならないと歩けない。寝る前のロキソニンを飲む。今朝よりも寝返りを打ちやすくなっているが、完全な横向きはまだ傷が痛くなる。スマホタブレット見ているうちに就寝。

入院2日目、手術当日

8:30 水も飲めないので歯磨きだけ行う。その後に弾性ストッキング(血栓予防のストッキング、メディキュットみたいな物)を履く。

9:00 歩いて手術室へ向かう。本人確認した後に手術台へ横になる。左手に点滴留置。右向きになって背中を丸めて硬膜外麻酔を入れる。痛み止めを打った後に、脊椎に細い麻酔のカテーテルを入れるのだが、これが痛くて冷汗と涙と鼻水も出る。4月に入院だったからか、実施者に指導者が教えながら麻酔を入れていて、これがまた不安になる。途中、あまりに冷汗が止まらず、痛み止めを追加注射され、指導者らしき人に交代される。顔を拭いてもらい、麻酔を吸入されるところで意識を無くす。

次に目が覚めたときに、酸素マスクをしていたがとても苦しくてハアハア息をした。あとはぼんやりだが腹部の痛みと尿道の違和感を感じる。手術したんだなあと思い、これが尿道カテーテルの違和感かと実感する。酸素は3L、腹部と両足は感覚がほぼ無かった。病棟に戻るときに主治医(執刀医)自らベッドを運んでくれていることに驚く。うちの職場は病棟看護師が手術室まで迎えに行くし、医師が運ぶことは無いからだ。病室に戻って体温や血圧測定を行う。とにかく寒く、震えていたため、電気毛布を使う。主治医から無事に終わったことと、御両親にももう伝えていますからねと言われる。

12:50 親が病室に来て時間を聞く。親は主治医から摘出した物を見せてくれていたと言う。看護師が再度、体温や血圧測定を行う。なんだか暑いと思ったら、熱は38.0℃になっていた。電気毛布は外す。声を出すと傷が痛む。硬膜外麻酔の使い方を教わる。痛みそうな時や痛いときにボタンを押すと、もともと流れてる麻酔に追加してさらに麻酔が流れる仕組み。押しすぎても大丈夫なようになってるので我慢せず押してと言われる。一度看護師と一緒に押してみる。背中に冷たい感じが流れる。

15:00 寝たり起きたり繰り返し、徐々に話せるようになってきた。事前に今日は絶飲食(水も食事も摂れない)と言われていたが、点滴か酸素マスクの加湿のせいか、それほど喉の渇きは感じず。スマホタブレットの操作は出来たため、それで時間つぶし。眠くなったら寝た。

17:00 親には帰ってもらう。回診で数名の医師が来て様子確認。問題なさそうとのこと。酸素飽和度がモニターから観れるが、いつも99〜100%。まだ酸素マスクしなければならないのか尋ねると、邪魔なら口元に当てとくだけでいいとのこと。体温は37.7℃。

その後も寝たり起きたりし、起きると傷が痛いので硬膜外麻酔のボタンを押す。右足は動くようになったが、比べて左足の動きが鈍く、触るとあまり感覚がなかった。

夜も寝たり起きたり。

だいたい2時間おきに硬膜外麻酔のボタンを押す。起きてはスマホ見ていつのまにか朝になる。

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いざ、入院

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両親共に有給消化し横浜市へ来る。

両親にも同様に主治医から手術説明して頂き、入院する。

病院側から持参をお願いされていたのは、

・コップ

・箱ティッシュ

・T字帯

・腹帯

・歯ブラシ、歯磨き粉

そして私はレンタルを使うのに抵抗あったので、タオルや前開きのパジャマも自分で用意した。


クラークから病棟の案内、面会時間など改めて説明を受ける。その際に、職場や保険会社からの診断書は退院後に受け付けていると聞く。


その後、看護師、薬剤師、麻酔科医からそれぞれ説明を受ける。


夕食は出たが、0時以降は食事不可で、飲水はOS-1のみとのこと。夕食は普通に美味しい。全部食べ就寝。

傷病手当金、限度額適用認定証

職場に受診の結果と手術する旨を伝える。職場も病院であり、理解と協力は十分に得られた。

職場の事務方より、休職の手続きと、傷病手当金と限度額適用認定証の説明を受ける。


傷病手当金を受けるには、主治医の意見書が必要で指定の用紙を受け取る。

限度額適用認定証も必要事項を書類に書き、職場から提出してもらう。1週間ぐらいで限度額適用認定証が郵送される。これを病院の窓口に提出すると、自己負担額を減らしてくれる。